"少女:その次に、どの本で勉強するか決めるのね?どうやって選ぶの?
少年:手に入るうちで、できるだけ薄い本にする。できれば
200ページ以下。でも、手に入りそうなテキストはなるべく手に入れておく。ある本でよくわからなくても、別の本の説明で疑問が氷解するのは、よくあるから。
少女:テキストはどうやってやるの?
少年:やり方も普通の本を読むのと、あまり変わらない。目次や序文を読んで本の章立てやページ配分を頭に入れて、それからまずは
一通りできるだけ速く最後まで見る。
少女:そんなので頭に入るの?
少年:当然入らない。最初はどこに何が書いてあるか、ざっと分かればいい。目次だけ見てても内容が想像できないと頭に残らないから、
目次を熟読するのと全体を最後まで流し読みするのは一対なんだ。
少女:その次は?
少年:流し読みの範囲を狭めながら繰り返す。最初は本全体を流し読みしたけど、2回目は大きなくくり全体,その次はこれから読む章全体、次は節全体…って感じ。
少女:繰り返し読むのね。
少年:その日メインでやる部分は書き写す。ほんとはいつもやったほうがいいけど、実際やれてるのは文字が難しい言葉のときだけかな。前はノートに書いてたけど、今はiphoneのFastFingaって手書きアプリで書いて、Evernoteに放り込んでる。かさばらないし、すきま時間に復習しやすいから。
FastFinga


Evernote


少女:文字が難しくない言葉って? あ、普通のアルファベットを使うもの?
少年:そう。そっちは
i暗記っていうアプリに、その日やった箇所に出てくる例文とか単語を放り込んでる。これもすきま時間の復習用。一度入力しておけば、
復習のタイミングはおまかせにできる。正誤率を反映して、スペースド・リハーサルになるようなタイミングで繰り返し復習できるので。
i暗記


少年:あとは出てくる例文の音読。やってるのはこれくらいかな。こうして薄い入門書が終わると、基本的な文法と頻出語1000語くらいが頭に入ることになる。
少女:うーん。
少年:薄くても一冊やっておくと、厚手の文法書をやっても知らないことは半分くらいになってる。最初の一冊もそうだけど、まず
知ってる部分をわずかでも作って、そこを拠点に知らないことを知ってることに結び付けていくと効率的。最初の薄い一冊も、厚手の文法書の中に自分の知ってる拠点をつくるため。うろおぼえだと薄氷の上に踏ん張ってるみたいになる。ぐらぐらして、そっちに認知資源を消費するから、
量は少なくても反射的に出るくらいまで、最初の一冊の内容は固めとくと、あとが速い。"